久しぶりに「OPERATION:MINDCRIME」を聴きました。改めて良いアルバムだと思いました。ですが、その後のQUEENSRYCHEのアルバムを買っていないので、彼らの4作目の「EMPIRE」買ってみました。
ネット情報では、彼らのアルバムで一番売れた作品とのことです。
デビューミニアルバムでは正統派のヘヴィメタルだった彼らですが、発表する作品ごとに違うタイプのアルバムを出してます。このアルバムも前作のようなメロディアスなハードロックではなく、ミディアムテンポからスローな曲を中心にヘヴィメタルとは言えないアルバムになってます。1990年の発売当時に購入して聴いていたら、いい評価は出来なかったかもしれませんが、歳を取った今は素晴らしい作品と評価できます。
ジェフ・テイトのハイトーンヴォーカルは好き嫌いがあるかもしれません。私もハイトーンがすべて好きではありませんが、ジェフ・テイトは好きです。彼の歌の上手さが堪能できるアルバムです。
収録曲のレベルが高く、どの曲も良いですが、私が一番好きなのは「SILENT LUCIDITY」。一時期のピンクフロイドを思わせる曲で、ハードロックではありませんが、英語の詩が理解できなくても心に響いてくる曲です。
このアルバムがヒットしましたが、その後QUEENSRYCHEはメンバー間で色々問題が出たようで、以降、低迷していったようです。ですが、以降の作品も聴いてみたくなる、このアルバムの出来栄えです。