メイデン高部公式ブログ

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日本vsオランダ 北京五輪予選リーグ

2008年8月13日 中国
北京五輪予選リーグ
日本 0-1 オランダ

日本は2連敗で予選敗退が決まっていますが、オランダは勝たなければ予選突破できません。真剣勝負の強豪オランダ相手にどこまで勝負できるかが見所でした。
しかし、試合はたいした盛り上がりもなく、退屈な試合でした。オランダは優勝候補に上げられていますが、ナイジェリア戦、アメリカ戦とも引き分けで、日本からもPKでの1点のみ。今日の試合を見る限り、強いとは思えませんでした。

日本の先発は豊田、岡崎、谷口、本田圭、梶山、細貝、長友、森重、水本、吉田、西川。内田、安田がケガしたようで、右サイドに長友、左サイドは森重でした。日本で印象に残ったのは、その長友、森重でした。
長友は運動量があり、ボディコンタクトにも強く、オランダ相手でも負けていませんでした。右利きなのでしょうが、右でも左でも変わりなくプレーできます。A代表で同じ様に両サイドで使われている駒野が左ではまともにクロスを上げられないことを考えても、長友はA代表に必要な選手でしょう。身長は低いですが、ルックスは外国人にも負けていません。
森重はポストに当たる惜しいミドルシュートがありました。守備も出来て、攻撃も出来ます。センターバックとしては攻撃力が魅力ですが、A代表のセンターバックとしては身長が少し小さいでしょうか。本来はボランチの選手なのでしょうが、ボランチだと競争が激しいし。ただ、守備寄りのボランチとしてであれば、鈴木啓や阿部、今野あたりであれば、森重もいい勝負できるのでは。

結局3連敗となりました。強豪相手なのでしょうがないかとも思いますが、全く歯が立たない相手でもなかったように思います。
攻撃では、サイドからは何度か形を作っていましたが、中央からの攻めが少なく、見ていて面白いチームではありませんでした。本田圭、香川が期待はずれだったこともありますが、ボランチから攻撃を組み立てることが出来ていないように感じました。そういう意味では梶山にも不満です。プレッシャーが無いところでは、そこそこパスが出せますが、相手に寄せられるとボールキープもままならない感じでした。この大会でもほとんど見せ場がありませんでした。この世代では攻撃的なボランチとして常に選ばれている中心選手ですが、とてもA代表に昇格できる選手ではないでしょう。このポジションに遠藤がいたら違った結果になったのでは、と思ってしまいます。

決勝トーナメント進出はアフリカから3カ国、ヨーロッパ3カ国、南米2カ国となりました。有名国が順調に進出して、大会の盛り上がりを考えると良い結果でしょう。
アジアは開催国中国を含めて4チーム全てが敗退。アジアは他の地域に比べて五輪に熱心だと思いますが、この結果。相変わらずレベルが低いと思わされます。韓国、オーストラリアには勝ちあがって、アジアも強くなったとアピールして欲しかったのですが。