1985年発表のアルバム。1983年に一旦解散しましたが、翌年に再結成しての1枚目です。メンバーは大幅に変わっていて、ピート・ウェイもアンディ・パーカーもいません。メインギタリストは日系人のアトミック・トミーMです。
これまでの作風とはかなり違って、キーボード・シンセサイザーが前面に出ていて、アメリカでのヒットを意識したと思われるサウンドと曲調です。1985年頃はＬＡメタル全盛期ですからね。
昔からのファンにしたら、UFOのアルバムとは認められないかもしれませんが、私はかなり好きなアルバムです。どの曲もメロディアスで印象に残ります。今までとは違う曲調でフィル・モグの歌の良さが際立ってます。
イントロがかっこいい「HEAVEN’S GATE」, 切ないメロディーの「WRECKLESS」が特に好きです。
新ギタリストのアトミック・トミーMは当時流行りのテクニック系で、ソロでは派手に弾きまくってます。キーボードを前面に出した影響か、ギターの音が細いのが残念です。もう少しハードなギターサウンドだったら更に良かったと思います。
しかし、このアルバムも売れ行きはイマイチだったようで、残念ながらこの路線も長く続きませんでした。
