レインボーはロニー・ジェイムズ・ディオ時代も良いですが、ジョー・リン・ターナー時代の3枚も好きです。
1983年発表のこのアルバムはジョー時代の最後の作品ですが、捨て曲無しの素晴らしいアルバムです。
初期のロニー時代の正統派のハードロックとは全く違う、メロディアスなハードロック。メロディアスですがポップで明るい感じではなく、日本人が大好きな(もちろん私が好きな)、哀愁のあるメロディーです。キーボードが大活躍してます。
リッチーはアメリカでの成功を目指して、この路線を選んだようですが、残念ながらアメリカ人にはあまり受けないんですね。
ディープパープルや初期レインボーのような攻撃的なギタープレイは聴けませんが、リッチーのメロディーセンスが発揮されています。
どの曲もいいですが、人気のある「CAN'T LET YOU GO」、「STREET OF DREAMS」は歌メロが素晴らしいです。インストの2曲も良いです。